2006

​

京都

​

外装および共用部の基本設計・デザイン監修を手掛けたマンションの、販売用モデルルームの内装設計およびデザイン監修。
京都のなかでも、銀行やデパートなどの商業施設が並び、京の台所と呼ばれる錦市場近い、中心市街地に位置する高級マンション。
和の模倣を超えた、本物の日本の伝統美にこだわりつつ、現代の”もてなしの美”を体現する、上質で優美な空間が求められた。

全体の素材には、ナチュラルな素材感を感じさせるマーブルや木、透け感のある布を使用しつつ、色数を抑え、シャープでミニマムなディテールと組み合わせることにより、モダンで落ち着きのある空間とした。
要所に、染司よしおかの吉岡氏により染められた和紙を太鼓貼りにした建具や、絹地のアクセントウォールなど、こだわりの素材を高い技術で仕立てた、アートとも言えるしつらえを配し、他にはない、オリジナルで上質な暮らしを育む住まいを目指した。

​

用途：集合住宅モデルルーム

業務範囲：基本設計・デザイン監修

​協働者：東洋設計

​